X(旧Twitter)の国内月間アクティブユーザー数は2024年現在、6,700万以上と言われており、その拡散力の強さとリアルタイム性からビジネス目的で利用しているアカウントも多くなっています。
企業にとって重要なマーケティングチャネルとなっているXを有効活用するためには、旬なトレンドや企業・サービスについて投稿されているクチコミ、キーパーソンとなる影響力のあるユーザーを瞬時に把握する情報収集も必要不可欠です。
今回の記事では、X上で特定のポストやアカウントをみつけるための検索コマンドをご紹介します。情報収集を効率化し、より本質的なSNS運用をおこなうためのノウハウとしてぜひご活用ください。
特定のユーザー名やアカウントのポストを検索する方法
1.特定のユーザーに関するポストを全表示するコマンド
@アカウントID
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特定ユーザーが投稿したポストや、ユーザーに対するリプライ、ユーザー名が含まれたクチコミなど、関連するポストが表示されます。
2.特定のユーザーがした「ポスト」のみを検索するコマンド
from:アカウントID ワード
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「from:」の後にアカウントIDを入れることで、特定ユーザーが投稿したポストのみを検索することができます。また、後ろにワードを入れることで、テキスト中にそのワードを含んだポストのみを絞り込むこともできます。
3.特定のユーザーに宛てた「リプライ&メンション」を検索するコマンド
to:アカウントID
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自社やサービスについてのクチコミを収集する際、自アカウントのポストを除外して表示するといった活用ができます。
期間や日付・日時を指定して過去ポストを検索する方法
1.特定のワードを含んだポストを、指定した年月日から現在までに絞り込んで検索するコマンド
ワード since:年-月-日
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リアルタイム性の高いXにおいて特定のワードに関する直近のポストを調べたり、クチコミの獲得を目的としたSNS運用の定期的な効果測定をしたりする際などに活用できます。
2.過去から指定した年月日までのポストを検索するコマンド
ワード until:年-月-日
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過去の事例を調べたり、特定ワードのクチコミについて過去と比較をしたりする際に活用できます。
3.指定した期間内のポストを検索するコマンド
ワード since:年-月-日 until:年-月-日
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期間限定でおこなったキャンペーンやイベントに関するクチコミを調べたり、週次や月次など期間を区切って分析をしたりする際に活用できます。
画像や動画・リンクを含むポストを検索する方法
1.特定のユーザーのポストの中から、画像が含まれたポストのみを検索するコマンド
from:アカウントID filter:images
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先述したワードや期間の検索と組み合わせることで、過去に実施したキャンペーンの画像を確認するといった活用もできます。
2.動画が含まれたポストのみを検索するコマンド
from:アカウントID filter:videos
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プロフィールのメディア欄では画像も動画もまとめて静止画で一覧化されるため、動画を含んだポストを探す際はコマンドの活用が便利です。
3.指定したURLが含まれたポストのみを検索するコマンド
url:URL
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特定のサイトやnoteなどのコンテンツがX上でどのくらい拡散されているのか、どういったユーザーに投稿されているのかなどを調べる際に活用できます。
4.リンクを含むポストのみを検索するコマンド
from:アカウントID filter:links
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特定のユーザーが投稿したポストの中から、画像・動画・URLのいずれかを含むポストが表示されます。また、ポストの個別URLが含まれているという扱いから、そのユーザーが投稿した引用ポストも表示されます。
5.リンクを含まないポストのみを検索するコマンド
from:アカウントID -filter:links
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特定のユーザーが投稿したポストの中から、画像・動画・URLを含まず、引用ポストでもないもののみが表示されます。
そのほかに便利な検索機能
1.特定のユーザーのポストの中から、複数のワードを含んだポストを検索するコマンド
from:アカウントID ワード ワード
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特定のユーザーが投稿したポストの中から、指定した複数のワードを全て含むポストが表示されます。
2.特定のユーザーのポストの中から、複数のワードのうち少なくとも1つを含むポストを検索するコマンド
from:アカウントID ワード OR ワード
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特定のユーザーが投稿したポストの中から、指定した複数のワードのうち少なくとも1つ、もしくは全て含むポストが表示されます
3.指定したワードに完全一致するポストを検索するコマンド
from:アカウントID “ワード”
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特定のユーザーが投稿したポストの中から、指定したワードに完全一致する内容が含まれたポストが表示されます。半角や全角なども判別されるため注意が必要です。
4.特定のユーザーが投稿したポストの中から、指定のワードを除外して検索するコマンド
from:アカウントID -ワード
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特定のユーザーが投稿したポストの中から、指定したワードを含まないポストのみが表示されます。
5.指定した言語に絞って検索するコマンド
ワード lang:言語コード
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特定のワードについて、特定した言語を含むポストが表示されます。
(言語コードの例 日本語:ja 英語:en 中国語:zh 韓国語:ko)
6.指定した数以上のリポストがされた投稿を検索するコマンド
min_retweets:数字 ワード
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指定したワードについて、どのポストが多く拡散されているのかを調べることができます。投稿タイミングの指定するコードを合わせて使うことで、バズや話題化に影響を及ぼしていたポストやユーザーを調べることにも活用できます。
7.指定した数以上のいいねがされたポストを検索するコマンド
min_faves:数字 ワード
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対象のユーザーを指定するコードと合わせて使うことで、そのユーザーのポストの中でもいいね数が多いものを検索することができます。
8.指定した数以上のリプライがされたポストを検索するコマンド
min_replies:数字 ワード
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特定のワードについて、どういったユーザー・内容のポストでコミュニケーションが発生しているのかを調べることができます。
検索コマンドがうまく使えないときの原因と対処法
「実際にコマンドを使って検索してみたが、結果がうまく表示されない……」といった場合は、次の原因に当てはまっていないかご確認ください。
「:」をつけ忘れている
コマンドには「:」をつける必要があります。「fromアカウントID」のように記号が抜けていないか、または「from:アカウントID」のように全角になっていないかをご確認ください。
コマンドの間に半角スペースがない
複数のコマンドを組み合わせて使う場合は、間に半角スペースを入れてください。また、余計なスペースが入ってしまっていないかも注意が必要です。
検索対象が非公開アカウント
コマンドが正しくても、検索対象となるユーザーが非公開設定になっていたり、凍結されていると検索結果に表示されないことがあります。検索したいユーザーが正しく公開設定になっているかをご確認ください。
さいごに
今回の記事では、X(旧Twitter)ですぐ使える検索コマンドをまとめてご紹介しました。企業のブランディングやマーケティングの戦力としてSNSを活用するためには、最新のテクニックとノウハウを駆使して運用をおこなう必要があります。
SNSの仕様は日々変化しているため、アルゴリズムやノウハウのキャッチアップに不安や課題感をお持ちの方は、NAVICUSのSNSマーケティング支援をご利用いただくこともご検討ください。
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